とにかく初めての体験が多く、初日はかなり緊張しました。
特に、ヘッドフォンを付けて収録した経験などはあまり無かったので、レコーディングの環境に慣れるまで多少の時間が必要でした。
あたしの前には何故か２本のマイクがあります。性能の違うマイクを揃えて、上手に音作りしてくれるそうですが、その辺はよくわかりません。なんというか、カメラを揃えられてフラッシュを浴びせられるようなプレッシャーしか感じなかったです。ほとんどただの素人ですね、あたし（笑）。
マイクの集音性能がとっても凄かったです。
車が通る音を拾う程度じゃありません。かなり離れたところを走っているパトカーや消防車のサイレンや、かなりの上空を飛ぶ飛行機の音も全部拾ってしまいます。だからこそ、完全防音室が必要になるんですねぇ…しみじみとそう思いました。
そして、とっても笑えたのは、腹の鳴る音を豪快に拾われること（笑）。ブレリアなどリズムの強いものはあまり気にならないんですが、ソレアやティエントなどの静かな曲のもっとも静かなところで「ぐぅぅうう・・・」と鳴る度に、「うぁああ！やっちまった！ごめん！もっかいやらせて！」と録り直しをお願いするハメに…。でも、うまくいきませんね、腹が鳴る時って、一回じゃ済まないです。
後藤さんは経験豊富なので、「お腹空いてるからって食べても、消化するのにお腹鳴ったりするから、落ち着くまで待つしかないですよ」って。いやぁ、あたしが常識を知らないだけなんでしょうねぇ。
