いわいわねワイワイ(^^)/

フラメンコギタリストなのに最近はピアノばかり弾いてます(笑)

第339回 サビーカス2 フラメンコギターの歴史

フラメンコの歴史

…を全部説明するのは、他の人にやっていただきましょう(笑)。あたしは簡単にまとめます(^^)/

スペインに流れ着いたヒターノたちが迫害や差別を受け、悲しみや嘆きを唄ったのがフラメンコのはじまりとされています。フラメンコの成り立ちでは、歌が一番はじめでした。

歌を伴奏するために、スペインに古くからあったギターが使われ、スペインに古くからあった踊りが”フラメンコ”として踊られるようになっていきました。他の解釈もあると思いますが、ここはあたしが取り仕切ります(何の話w

 

伴奏楽器からの発展

ギターの役割は、歌と踊りの伴奏に限定される時代が長く続いていたようです。世界情勢や、世界の音楽の変化の影響を受けた…かどうかはわかりませんが、ギターソロによってフラメンコを表現したいと考える人が次第に増えていきました。

当時もっとも有名になったのは、やはりニーニョ・リカルドでしょう。フラメンコギターのソロリサイタルは、昔は非常に稀でした。

少し時代が進み、次に有名になったのがサビーカスなのです。サビーカスがスペイン国内に留まっていたら、これほど有名にはならなかったかもしれません。
スペインの内戦を避けてアメリカに住んだからこそ、世界的に彼の音楽を広める結果を生んだのではないでしょうか。1967年と1973年には、日本にも来日しているようです。

サビーカスの全盛時代、フラメンコ界の神様パコ・デ・ルシアは少壮気鋭の若者でした。当時のパコは、一般的によく知られている曲をフラメンコ風にアレンジしたり…といった活動が多かったようです。

サビーカスは、パコにアドバイスしたことが知られています。

「君はテクニックは素晴らしいが、もっと自分の音楽を作っていったらどうだい?」

サビーカスの発言だけがキッカケではなかったでしょうが、その後のパコの活動は大きく変わっていきました。


サビーカスは、フラメンコギターやフラメンコ界の発展に、とても多くの功績のあった人なのです。

彼の演奏がどのようなものであったのかは、文章でお伝えするよりも見ていただいた方が良いと思います。次回をお楽しみに(^^)/