久しぶりのサビーカス
昨年末、いつもお世話になっている、プリメラギター社のチコさん(吉田社長)から、「サビーカスに捧ぐ」の出演依頼をいただきました。「とても懐かしい名前を聞いた!」と感じました。
そう…あたし、サビーカス大好きだったんです。フラメンコギターを弾き始めた頃にずっと弾いていました。サビーカスに出会わなかったら、ここまでフラメンコに深入りすることもなかったです。
「あくまで”捧ぐ”だから、サビーカスを弾かなくてもいいよ?」
とのことでした。
出演者の名前を見ると、あたしなどよりもずっと上手な大先生の名前もありました。サビーカスを何十年も弾き続けてきた人たちもいるでしょうし、踊り伴奏ばかりしていたあたしがサビーカスを原曲通りに弾くのも、あまり意味を感じません。
捧ぐ
サビーカスにもらったと言っても過言ではない、フラメンコ人生そのものをサビーカスに捧げたいと思いました。
「今の自分ができる最良の形で、サビーカスを弾いたらどんな風になるだろう?」
そう考えて編曲をはじめた矢先に、コロナウィルスの影響を考えて企画中止のご連絡をいただきました。
ただひたすら残念、無念でしたorz
最後に
サビーカスのことを書こうと思いつつ、途中から”長ったらしい自伝”にしてしまいました(笑)。それは、それは、今回のステージ中止を残念に思っているだけではないからです。
19歳でギターを弾き始めて、約30年の想いをサビーカスに捧げようと思っていたから…。そう思ったら、短編では終われないでしょう(笑)?
みなさんは、別に…あたしがステージに立てなかったことを、一緒に残念がってくれなくてもいいです。ただ、そんな気持ちだったのだということを、世界の片隅にひっそりと残しておきたいと思ったのです。
今、世界はコロナウィルスで大変な状態にありますが、いつか再開されるであろうフラメンコステージの全てで、自分の想いを込めてギターを弾いていきたいと思います。
最後までお付き合いしてくれた方々、本当にありがとうございましたm(_ _)m
明日からは、普段通りのブログに戻ります。