いわいわねワイワイ(^^)/

フラメンコギタリストいわねさとし ともちゃんパパの私生活

第181回 いらっしゃーい!3

予告通り、昨日の続きでギターのお話をします。

 

どこから話そうか…って考えたけど、たまにはお金の話から(笑)。

 

コンデ・エルマノスの一番上のクラスって、昔あたしが買った時の日本での新品定価は90万円でした。その後、ユーロ高やスペインの工房の事情もあって、一気に150万円になってしまい、簡単に手に入るものではなくなってしまいました。それを安く手に入れるには、中古品探しをするしかありません。中古品は、状態の良いものでも、新品定価の半額以下が相場なので、これならなんとか手が出せます。



難しいのは中古品の状態なんです。



まず、プロが使っていたものは除外します(笑)。プロが踊り伴奏に使っていたギターって、結構激しく消耗していることが多いんです。バイオリンなどに比較すればずっと安いギターだけど、踊り伴奏に使うフラメンコギターの寿命は10年なんて言われることもあるくらいで、消耗品って考えた方がいいかもですね。

 

今回買ったのは、状態の良い2017年制作のものなので、これを新品価格の半額以下で手に入れられたんですから、一応良い買い物でしょう?



けど、あたしがコンデちゃん4号にどこまでホレているかっていうと、実はちょっと微妙なんです。「好みの音か?」と聞かれると、やっぱり2号の方がずっと好き。「弾きやすいギターなのか?」と聞かれても、やっぱり2号の方が弾きやすい。4号は、ちょっと癖があって…今までよりも精密なタッチで弾かないと、うまく音が出ないことがあるんです。

 

ここだけ考えると、弾きにくくて好きじゃない音のギターとも言えるけど、これを弾けるようになることで、自分の技術が今より確かなものになるんじゃないかなって思ったんです。あたしを変えてくれるような気がしたんです。

 

コンデにこだわらなければ、フラメンコギターなんていろいろあるんだけど、コンデのサイズに慣れちゃったあたしは、他のギターを弾かない方がいいみたいです。



もう少しギターの話をしましょうか。ギタリストにしては、ろくにギターの話をしてこなかったので(笑)。



コンデ・エルマノスって、工房が実は3つあります。



フェリーペ、アトーチャ、グラビーノの3つですが、日本に入ってくるのは、一昔前まではほとんどフェリーペでした。あたしが今までに買った1~3号も全部フェリーペ。フェリーペが一番堅実な作りをしているので、日本では評判が良いって話を聞いたことがありますが…どうなんでしょうね。

 

今回初めて、アトーチャに手を出しました。だからこそ、あたしが今までに弾いたことの無い音が出るんでしょう。そして、好みから遠い音(笑)。んま、しばらく4号と付き合っていきます。ただ困ったことに…



この4号さん…フレットがバカなんです。



チューナーを使ってしっかりと調弦を行っても、どこかを押さえて音を出すと狂った音が出ます(笑)。最近多少はマシになったのかもだけど、スペインのギターにはこういうのが多いんです。

 

だから、買った後に、フレットの打ち直しの修理に出さないといけないんですが、ちょっとこのままで使ってみようかなって思ってます。磨かれてない原石に触れるような気がして、こういうのもアリかなって思うので。



それにしても…結構な値段のギターなのに、安物よりもフレットが悪いって、相変わらずスペインらしさは残ってるなぁ(笑)。日本人の作ったギターだったら、こんなことは絶対あり得ないんですけどねぇ。