明智光秀という人は前半生に謎が多いとされ、天下統一を目前にしていた主君・織田信長を倒した謀反人として記憶されています。信長を倒した後、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に倒され、無計画な三日天下だったなどと言われています。
謀反の動機は何だったのか…天下統一への野心からか、非情な主君・信長に対する恨みからか、など様々な議論が今も行われています。
そんな議論に大きな一石を投じたのが、光秀の子孫・明智憲三郎氏です。「本能寺の変431年目の真実」では、新たな証拠を材料に、研究者の誰もが考えもしなかった最も確からしい新説を発表しました。その後、「光秀からの遺言(本能寺の変436年後の発見)」では、謎とされていた前半生の解明を行っています。
この新説に比較すると、従来の説の信憑性の薄いこと薄いこと…。それも当然です。従来の説というのは、江戸時代中期に書かれた軍記物「明智軍記」に基づいて立てられたものだからです。
フィクションの作品を作るのが悪いとは言わないです。映画だってとても価値がある。けれど、NHKというテレビ局の特殊性を考えるから腹が立つんです。
国民から視聴料をとって作っている番組がコレってのはなぁ…。信憑性の薄い軍記物を元にドラマを作ると…それを見た視聴者は、より一層事実から遠ざかります。一般の制作会社がこれを行うのはかまいません。準国営放送のNHKの仕事がこれか…と思うと、実に腹立たしいです。
んま、それはともかく、明智光秀に関しては、そのうちじっくりとお話ししていきます(^^)/