いわいわねワイワイ(^^)/

フラメンコギタリストなのに最近はピアノばかり弾いてます(笑)

まさかの封印解除!?【ピアノレッスン日記12】

前回の更新から40日も経過してしまいました。

サボり癖が思いっ切り出ました(笑)

 

相変わらずピアノ練習は続けており、レッスンにも通っていますし、ストリートピアノも弾いています。

 

今回久しぶりにブログに残そうと思ったのは、タイトル通りです。

まさかの展開に私自身が一番驚いています。

40日分の想いを込めて書きますので(笑)、長くなります。

 

封印とは?

子供時代にピアノを弾いていた私が一番好きだった作曲家は、1にも2にもショパン!

ザ・昭和な言い方をすると、3・4がなくて5にショパン(笑)!

 

昔弾いていたのは、だいたいこんな感じ

・ワルツ3~7番、14番

・ノクターン1、2、13番他

・軍隊ポロネーズ

・バラード1番

 

ろくに弾けもしないのに、CDや楽譜を買うために食費を削っていた高校生時代が懐かしいです。今年の6月にピアノを30年ぶりに再開し、真っ先に弾きたかったのはもちろんショパン!

 

でも、封印してきました。

自分の腕で納得のいくショパンが弾けると思わないからです。

 

ショパンに執着するよりも、私の知らない音楽・作曲家を知る良いチャンスと考えました。ピアノ再開後に弾いてきたのは次のもの。

 

・バッハ インベンション 1,8,11,13番

・モーツァルト ピアノソナタ K.309 第一楽章

・ベートーヴェン ピアノソナタ「悲愴」第三楽章

・ベートーヴェン ピアノソナタ第5番第一楽章

・ドビュッシー アラベスク1番

・ラフマニノフ 前奏曲「鐘」

・シベリウス もみの木

・カバレフスキー ソナチネ第1番第一楽章

 

ショパンを封印してきたからこそ、初めて弾くことができたものが多く、判断は正しかったと思っています。

 

ところが、予想もしなかった形で封印を解除する日がやって来てしまいました!

 

指導者としてのショパン

ハノンという名前は、ピアノ教室に通った人ならほぼ100%知っています。指の練習に特化した教本を出している人。ところが、ハノンと同時代に生きたショパンは、ハノンが大嫌いだったそうです(笑)。

 

「アイツはクレイジーだ!」

という発言記録も残ってるそうで・・・。

5本の指は力もバランスもみんな違うのに、限界まで同一に鍛えようという考えに異常さを感じたようです。

 

私もハノンが大嫌いです(笑)!

とにかく・・・飽きます(笑)!

 

でも、これってとっても重要なことなんです。

飽きても練習をたんたんと継続できる人は素晴らしい!

 

でも、

飽きてやる気の無くなる人は、音楽やる資格無しですか?

 

私は違うと思います。

 

私はフラメンコギタリストとしてプロ活動を25年くらい行ってきました。

基礎練習はやりますが、飽きる基礎練習はほぼやらず、刺激を得られる基礎練習を選んでやってきました。だからこそ、長時間の練習に耐えられたと思っています。

 

飽きずに継続できる基礎練習を見出すのも、大切な能力と考えます。

 

話が逸れましたm(__)m

 

ショパンは作曲家・演奏家のイメージが強いですが、実は優秀なピアノ教師でした。

真相が知りたい方はこちらの書籍をお読み下さい。若干、値が張りますが^^;

「ショパンはどんな優秀な生徒にも、クレメンティの音階練習曲を弾かせていた」

複数のお弟子さんが、こんな証言を残しています。

 

クレメンティVSハノン

そこで私は早速、クレメンティの音階練習曲集を購入して練習を開始したのですが・・・似たようなフレーズの繰り返しで、覚えにくいわ、つまらないわで(笑)、心も折れそうでした。

 

でも、せっかく暗譜で覚えたロ長調と変ロ短調の音階練習曲は2・3ヶ月間、毎日弾き続けました。

 

異変が起こりました。

 

最近・・・ピアノ教室で毎週弾いてきた、ハノン嬰ト短調の上達が止まっていました。

でも、クレメンティ音階練習曲の変ロ短調を毎日弾いていて、試しにハノンの変ロ短調を弾いたら、毎日弾いていたハノンの嬰ト短調よりも上手く弾けました。

 

ハノンの変ロ短調は一回も練習してなかったのに(笑)!

 

あまりにつまらないハノンの音階練習は一日平均10分が限界ですが、クレメンティはハノンよりもつまらなくなくない(日本語の敵w

 

クレメンティの方が自然と練習時間が延び、変ロ短調が得意になった結果、教室で教わっている調よりも上手になってしまったのです。

 

これでは、ハノンの練習を継続する必要は全くありません!

先生に、ハノンの練習を放棄すると伝える決心がつきました♪

 

題材選び

こんな状況では、ハノンを放棄してクレメンティに・・・と普通は考えます。

 

ところが、クレメンティの音階練習曲集は日本のピアノ指導の常識からは外れていて、私の先生も完全にノータッチとのこと。そんなものをレッスンに持ち込んでも、効果的な指導を受けることはできないと思います。

 

クレメンティの音階練習曲は、独学確定です♪

 

その他、先生に見ていただくものを検討しましたが、いずれも私の好みと先生の指導方針と合いませんでした。

 

・ツェルニー練習曲集多々 ♯と♭の少ないものが大半で、私の練習方針と合わない

・ベートーヴェン練習曲集 先生が弾き込んでいない

・ブラームス練習曲集 先生が弾き込んでいない

 

こんな噛み合わない会話の中で(笑)、先生から提案されたのは…

 

「ショパンにしましょう!」

 

がーーーーーーーん!

がーーーーーん!

がーーーん!

がーん!

(鐘じゃないんだからw

 

ショパンのエチュードと言ったら、ピアノ芸術の最高峰と言っても過言ではありませぬ。

 

そんなものに手を出す?

ショパン封印中の私が、まさか敬遠してきたエチュードから復帰?

あり得ないでしょ!!!

 

・・・とショックを受けつつ、現実を受け止めることにしました(笑)。

 

35年ぶりにご登場(笑)

高校時代に飯代を削って買った楽譜が役に立つ日が来ると思いませんでした。

人生、何があるかわかりませんね。

この楽譜、当時は1100円でした。

今は1900円だそうです(笑)。

 

ピアノ関連のyoutuberさんたちが、ショパンのエチュードの難易度比較をしている動画が多くあり、参考にさせていただいた結果・・・

 

私のショパン先生封印解除第一弾は、エチュードop.10-9にしました。

とりあえず暗譜練習に入ります♪

 

私、全部暗譜して弾くと決めています。

退屈極まりないクレメンティの音階練習曲も暗譜でした。

老眼なので、楽譜を見たくないのです(笑)。

 

またそのうち、経過を報告できればと思います(^^)/

 

長文、お読みいただきありがとうございましたm(__)m