いわいわねワイワイ(^^)/

フラメンコギタリストなのに最近はピアノばかり弾いてます(笑)

第340回 サビーカス3 マエストロたち

前回は、フラメンコギター界を代表するマエストロを3人紹介しました。ニーニョ・リカルド、サビーカス、パコ・デ・ルシア…時代が違うので、かなり違う印象を受けるはずです。

フラメンコをやっている人でも、しっかりと聞いたことのない人は多いかもしれません。1曲ずつ選んで、youtubeチャンネルにアップしましたので、どうぞご覧下さい。

本当は同じ曲種を選びたかったんですが、サビーカスのソレアの動画が見付かりませんでした。音源だけなら、最高なものがあるんですけどねぇ。なので、勝手に”いわねセレクション”です(笑)。どれも本当に素晴らしいです(^^)/パチパチパチパチ

 

ニーニョ・リカルド

画質と音質の悪さはご容赦っていうか諦めて下さい(笑)。だって、半世紀以上前のものです。映像として残っているだけで、どれほどの人だったか想像できると思います。多くの人は映像として残らない時代でした。途中、映像が途切れてる箇所があるのが残念ですが。

 

サビーカス

スペインのテレビ局で放映されたものの録画を、大昔にVHSで手に入れてましたが、youtubeからダウンロードしたものの方が画質が良かったです(笑)。これも上と同じく転載ですね。



パコ・デ・ルシア

スペインのマドリード、マジョール広場での野外ライブです。自分の行ったことのある場所ということもあって、これを選びました。youtubeにアップされていましたが、映像と音がズレていたので、修正して自分のチャンネルにアップしました(^^)/

 

簡単な考察

時代の違う三者ですから、これ以上ないくらいに三様です。

何も考えずに順番通りに見ると、ギターテクニックが向上しているのがわかるでしょう。そして、それはエンターテイメント性に直結します。現代人が見て、もっとも面白いと感じるのは、やはりパコ・デ・ルシアよりも後の年代なのかもしれません。

 

しかし、ここで少し後ろを振り返ってみましょう。リカルド→サビーカス→パコと聞いた上で、もう一度リカルドやサビーカスに戻ってみて下さい。
ギターテクニックに不満を感じるかもしれませんが、リカルドやサビーカスの演奏の価値は本当にそれだけでしょうか?あたしは、もっといろいろなものを感じます。
リカルドの音は非常に澄んでいて、ラスゲアード(かき鳴らす奏法)の音を聞くと、心が痛くなります。サビーカスは音楽的に洗練されているものの、やはり古き良き時代を感じさせてくれます。

 

みなさんはいかがでしたか?どのように感じたとしても、素晴らしいことだと思います。大切なのは、それに接して何かを感じ取ることです(^^)/