いわいわねワイワイ(^^)/

フラメンコギタリストなのに最近はピアノばかり弾いてます(笑)

第133回 あんまりせつなくない話1

どうも最近はモノを処分する話が続きます。断捨離の季節ってことなんでしょうけど。

前回はハードオフにデッキの類を売りに行った話やら、あたしの売ったプラモデルが売られていたお話をしました。今回は、不要なCDのまとめ売りです。あたしが高校の頃に、食費を削ったり小遣いを貯めて買ったクラシックのCDを全処分しました。かなりの枚数がショパンですね。日本の音楽教育だと「ピアノの詩人」なんて形容されるショパンですが、心の無い学生からは「ショクパン」などと言われましたね(笑)。

あたし、昔からマニアックな性格だったんだと思います。一度好きになると、とことんのめり込みます。ショパンは39年の短い生涯で200曲余りの曲を作ったんですが、この音源と楽譜集めは、高校までのあたしの趣味でした^^

がんばって集めたって、ろくに弾けもしませんでした。でも、好きだからほしくてたまらなかったんです。当時はネットも安売りもなく、CD1枚がだいたい3000円でした。一方、あたしの高校時代のお小遣いが6000円/月(昼食代込み)。この経済力でCDや楽譜を買い漁ることがどれだけ困難だったか…。そう思うと、なかなか青春の思い出を処分する気にはなれなかったんです。

旧生活の最後の方には、ともちゃんがピアノの練習をはじめていたし、いつかパパの楽譜で音楽を勉強してくれたら…、パパの買ったCDで音楽をより一層好きになってくれたら…って思って、処分することなく、なんとなくとっておいたんです。

けど、時代が変わりましたね…。
パパが後生大事に持っていたものなんて、中古で簡単に買うことができます。動画サイトでは映像付きで見られたりします。CDのデータはPC内に落とし込むことができます。CDそのものをとっておく必要はもうなくなりました。

あれれ?ちょっとせつなくなっちゃった(笑)。