この時期のライブ活動は、とても神経質な問題を抱えています。
感染症対策
政府やマスコミの報道がデタラメだらけと気付いている人はまだ少なく、多くの人は新型コロナを怖いと感じています。あるいは、それほどの恐怖を感じていなかったとしても、数ヶ月の習慣を変える勇気を持てない人はとても多いです。
ソーシャル・ディスタンスとマスク着用の習慣が身に付いてしまうと、どんな場面でも以前の状態に戻ることに対して抵抗感を覚えるようです。
こんな社会状況の中でフラメンコライブを行うためには、お店や出演者もそれなりに気を遣う必要に迫られます。
座席数を減らす
隣のお客さんと近付かないように、距離を空けるために、座席数を減らさざるを得ません。これは、フラメンコのお店に限らず、一般のお店と同様ですね。
そして一般のお店同様に、収益という点で考えると、営業する意味があるのか、大きな問題が残ります。
お客さんのマスク着用
出演者がお客さんを呼んでいる場合が多いので、各出演者からお客さんに対して、マスクを着用するような連絡が回る場合もあります。
仕方の無いことですが、ステージ上から見ると、とても奇妙な光景です。お客さんが、みんな息苦しそう・・・とても悲しいです。
そして、マスクをしていても、飛沫が飛ぶのが怖いようで(マスクの意味無いけど)、ハレオがほとんどかかりません。ステージの上が、結構良い形になっても、シーンとしているのは、とても悲しいです。
出演者もソーシャル・ディスタンス
ステージ上の出演者同士の距離が近いことが問題だと感じる人も多いようで、ステージ上の出演者数を減らすお店もあります。
お店によっては、パルマを叩く人が歌い手1人だけになってしまったりして・・・コントラのパルマすらないという、音圧の足りないライブになってしまいます。
歌い手の飛沫を気にするお客様
歌い手の気持ちが高揚して激しく歌う時に、歌い手の口から飛沫が飛んで感染が怖いお客さんもいるようです。
歌い手は飛沫を飛ばさないように、耐え忍ぶように歌えば良いでしょうか。
フラメンコの歴史
話が飛んですみません(笑)。
フラメンコは、流浪の民ヒターノ(ジプシー)がスペインにたどり着き、地元民たちと上手な関係を築くことが出来ず、差別や迫害を受けた苦しみや悲しみを歌にしたのがはじまりと考えられています。
訴えたいことを訴えたものがはじまりならば、現在行われているフラメンコライブとは一体何なんだろう?・・・と考えてしまいます。
ソーシャル・ディスタンス?マスク?感染症対策?コロナ?
それがどうした!?
・・・という訴えを表現する方が自然ではないでしょうか?
コロナが怖い人は来ないのが正解!?
大切なお客さんを減らすようなことを言ってごめんなさい。お店の営業を苦しめるようなことを言ってごめんなさい。コロナが怖い人たちの気持ちをわかってあげないような発言でごめんなさい。
けれど、政府やマスコミの言うことを真に受けて、コロナが怖い人はライブを行うべきではない、お客さんとしてお店に足を運ぶべきではないと思います。
いまさらですが、あたしは業界内の変人です(笑)。
コロナ騒動が世界的な陰謀であることは2月に気付いていたし、3月からそれを周囲に伝えてきました。5月上旬にはマスクを捨てて、通常通りの生活をしてきました。
そして、案の定、健康被害は拡大の予兆すらありません。
秋以降は、健康被害の急増を予測していますが、それは現在までのコロナとは別の問題です。
いずれにしても・・・コロナの影響を受けていない変人、変人になりたい人、新生活様式なんてまっぴらな人、フラメンコには三密が必要だと思う人・・・このような人たちが集まって全力でフラメンコを行い、それを楽しめば良いのではないでしょうか?
二度廃案になった裏話
お客さんからのクレームがお店に入ります。
「歌い手の飛沫が怖いんで、歌い手にフェースガードを付けてほしい」
コレね、歌い手さんにとっては、かなり地獄のようです。
出した声が、フェースガードで反響して、大音量で耳に返ってくるそうです。
こんなものを付けたら、本気で歌えないって言ってました。
あたしはあまり仕事は多くないから、この話を聞いたのは2回だけだけど、歌い手さんは何度も言われているんじゃないかなぁ・・・。